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甲信御岳参詣道の復活⑮-オオカミ護符 

またまた更新が空いてしまいました。
研究室ある甲府もここ数日最高気温が20度を超え、過ごしやすくなっています。

今朝の南アルプスkの様子はコチラ↓ 少し霞んでいます。前山の雪は消えたようです。
20180315風景

さて、今日はオオカミ護符を出す社寺について、備忘を作っておきたいと思います。
植月学「甲州周辺における狼信仰」山梨県立博物館研究紀要2集(2008年)15-17頁によると、山梨県内でオオカミ護符を出していたとされる社寺はつぎのとおりです。なお、この論文は機関リポジトリ( http://www.museum.pref.yamanashi.jp/pdfdata/kiyou2_uetsuki.pdf )でも読むことができます。

○王勢籠神社(上野原市和見)
中山笑『共古随筆』(1987年復刻版)によると、大小の天狗が左右に立ち、神犬二匹が並ぶお札を出していた。

○大滝不動(甲州市勝沼町菱山)
直良信夫『日本産狼の研究』(校倉書房、1965年)277頁が紹介。植月の調査では狼の札を出していたという話は聞けなかったとのこと。

大滝不動尊の本堂と雄滝を見上げる(2017年2月撮影)
大滝不動

金櫻神社(甲府市御岳)
前掲・直良も紹介。
お守り売り場(反射御免)
金櫻護符

○北口本宮冨士浅間神社(富士吉田市上吉田)
植月・前掲によると『日本民俗宗教辞典』(東京堂出版、1998)195頁に資料が掲載されているとされる。植月自身は同様のお札は存在しないと指摘している。

○三峰神社(富士吉田市小明見)
植月・前掲によると現在は出していない。

○栃代山の神(身延町杉山)
直良・前掲も紹介。お札は主祭神の大山津見神の足元に狼が座る図像(前掲植月論文17頁に図版あり)。

随時、修正補足します。

【補足1(2018/03/20)】同人誌とのことだが、書籍発見。「お犬様の御札~狼・神狗・御眷属~」(改訂版)
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=57048401





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Posted on 2018/03/15 Thu. 15:39 [edit]

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