弱きものたち-殉教キリシタン 

今日は土曜日に大阪で開催している研究会のために、関西に移動しました。というわけで、窓から見える南アルプスの写真はありません。

最近、スコセッシ監督の「 沈黙-サイレンス- 」のプロモーションを見る機会が増えたような気がします。

公式HPはこんな感じ↓ 撮影は台湾でしたんですね。
沈黙HP

URLはコチラ↓ リンク切れ御免
http://chinmoku.jp/

と思っていると、昨日「長崎・天草の潜伏キリシタン」を世界遺産に申請するとの政府決定がありました。それと関係するのかどうか、きっと関係はないだろうなと思っています。

新聞記事はコチラ↓ キリシタンは小さい方の見出しです。
20170120新聞

かくれキリシタン(最近は世界遺産の申請にあるように「潜伏キリシタン」と呼ぶのでしょうね)は、今回の世界遺産の申請対象となった長崎、五島、天草が有名ですが、それ以外にも、大阪府茨木市の北部、東北の旧伊達領である宮城県東和町(現・登米市)や岩手県藤沢町(現・一関市)などが知られています。というか、庵主が知っている範囲ですが・・・

庵主はこのうち藤沢町にあるキリシタン史跡を2008年に訪問したことがあります。

史跡の一つ「 地蔵の辻刑場 」はコチラ↓ 200人もの信者が殉教した場所だそうです。
地蔵の辻

伊達領でのキリシタン弾圧があったのは、寛永年間と享保年間とされており、東和・藤沢で殉教した人々については、武士階級か潜伏神父以外の名もほとんど残っていません。また、徹底的に弾圧されたため、かくれキリシタンも存在しなかったと言われています。

この地を訪れた遠藤周作は、その著作『切支丹時代』(小学館、1992年)でつぎのように感想を述べています。

私は夕暮れ近くこの街道を歩いたのだが、点々と残っている首塚や処刑場の跡に寒けさえおぼえたのだった。九州の切支丹遺跡を訪ねてもこんな陰惨な感じをあたえる場所はなかった。


ほんの少し前の時代まで、信仰を含む内心の自由も日本では認められてきませんでした。現在の憲法では、内心の自由は絶対的自由として、どのような理由があっても、制限され、それを理由に不利益を受けることは許されないとされています。

映画「沈黙」が内心を理由として殉教した多くのひとびとと現代のわたしたちとを重ね合う機会になればと思います。

最後に、カトリック中央協議会発行の『カトリック情報ハンドブック2007』に詳しい訪問記「キリシタン史跡をめぐる」が掲載されていますので、参考までにURLを載せておきます。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/library/book/hand2007/index.htm

関連記事
スポンサーサイト

Posted on 2017/01/20 Fri. 22:45 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

« おみくじに依存しています。  |  平成29年度大学入試センター試験がはじまります。 »

コメント

top △

コメントの投稿

Secret

top △

2017-10
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31