拡散依頼を受けました-書物修復技術書出版のクラウドファンディング 

今日は先ほどまで学生が来て、卒業論文の相談をしていました。研究室の庵主は明日締め切りの原稿にまだ追われています。

ということで、本日は用件のみ。

今しがたの南アルプスの風景はコチラ↓ 今日は夕方です。
20170130風景

同級生から拡散を依頼されたクラウドファンディングです。
修理技法

URLはコチラ↓ 興味のある方はのぞいてみてください。
https://readyfor.jp/projects/npobook236-1

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Posted on 2017/01/30 Mon. 17:29 [edit]

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おみくじに依存しています。 

学年末に、論文の締め切りが迫っていて落ち着かない研究室の庵主です。
更新が途切れると強制広告の危機が迫るので、短く更新しておきたいと思います。

今朝の南アルプスの風景はコチラ↓ 放射冷却の朝です。
20170126風景

全くの個人事なのですが、現在大学の宿舎に入っています。大学には近くて助かるのものの、そろそろ飽きたので、甲府名物の温泉銭湯 か大都会・東京に近い民間賃貸に移ろうかと昨年来考えておりました。

野郎の転居になぜ時間がかかったかというと、昨年引いた 大神神社 (奈良県桜井市)のおみくじに「家移 急がず慎重に進めよ」とあったので、転居を見送っていた経緯があります。

今年こそ温泉の近くへと思いつつ、先週末大阪での研究会出席を兼ねて奈良に帰省した時に、大神神社でおみくじを引いてみました。

引いたおみくじはコチラ↓ 中吉でした。
2017おみくじ1

またして、転居は「家移 急がず慎重に進めよ」です。

証拠はコチラ↓ 老後(ゆくさき)も気になります。
2017おみくじ2

また、今年1年転居は先送りに決まりました。

おみくじくらいで、とも学者に言われそうです。ただ、過去の経験上何となく当たっているような気がする(??)ので、従ってしまいます。庵主は大学教員ですが、畏れ多くて「学者だ」とはいえないので、勘弁してもらいましょう。

Posted on 2017/01/26 Thu. 15:31 [edit]

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弱きものたち-殉教キリシタン 

今日は土曜日に大阪で開催している研究会のために、関西に移動しました。というわけで、窓から見える南アルプスの写真はありません。

最近、スコセッシ監督の「 沈黙-サイレンス- 」のプロモーションを見る機会が増えたような気がします。

公式HPはこんな感じ↓ 撮影は台湾でしたんですね。
沈黙HP

URLはコチラ↓ リンク切れ御免
http://chinmoku.jp/

と思っていると、昨日「長崎・天草の潜伏キリシタン」を世界遺産に申請するとの政府決定がありました。それと関係するのかどうか、きっと関係はないだろうなと思っています。

新聞記事はコチラ↓ キリシタンは小さい方の見出しです。
20170120新聞

かくれキリシタン(最近は世界遺産の申請にあるように「潜伏キリシタン」と呼ぶのでしょうね)は、今回の世界遺産の申請対象となった長崎、五島、天草が有名ですが、それ以外にも、大阪府茨木市の北部、東北の旧伊達領である宮城県東和町(現・登米市)や岩手県藤沢町(現・一関市)などが知られています。というか、庵主が知っている範囲ですが・・・

庵主はこのうち藤沢町にあるキリシタン史跡を2008年に訪問したことがあります。

史跡の一つ「 地蔵の辻刑場 」はコチラ↓ 200人もの信者が殉教した場所だそうです。
地蔵の辻

伊達領でのキリシタン弾圧があったのは、寛永年間と享保年間とされており、東和・藤沢で殉教した人々については、武士階級か潜伏神父以外の名もほとんど残っていません。また、徹底的に弾圧されたため、かくれキリシタンも存在しなかったと言われています。

この地を訪れた遠藤周作は、その著作『切支丹時代』(小学館、1992年)でつぎのように感想を述べています。

私は夕暮れ近くこの街道を歩いたのだが、点々と残っている首塚や処刑場の跡に寒けさえおぼえたのだった。九州の切支丹遺跡を訪ねてもこんな陰惨な感じをあたえる場所はなかった。


ほんの少し前の時代まで、信仰を含む内心の自由も日本では認められてきませんでした。現在の憲法では、内心の自由は絶対的自由として、どのような理由があっても、制限され、それを理由に不利益を受けることは許されないとされています。

映画「沈黙」が内心を理由として殉教した多くのひとびとと現代のわたしたちとを重ね合う機会になればと思います。

最後に、カトリック中央協議会発行の『カトリック情報ハンドブック2007』に詳しい訪問記「キリシタン史跡をめぐる」が掲載されていますので、参考までにURLを載せておきます。
http://www.cbcj.catholic.jp/jpn/library/book/hand2007/index.htm

Posted on 2017/01/20 Fri. 22:45 [edit]

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平成29年度大学入試センター試験がはじまります。 

今日から2日間の日程で、大学入試センター試験が行われます。

研究室の庵主は、今年も本部要員なので、7時前には登校し、もうすぐお仕事が始まります。

今朝の南アルプスの様子はコチラ↓ 朝焼けです。
20160114風景

北日本では大雪になっているようですが、甲府は幸いにも雪が積もっていません。

受験生には、日ごろの実力をいかんなく発揮されることを祈念します。

なお、試験に関連する事項は、ツイートしたり、アップしたりできないので、悪しからず。

Posted on 2017/01/14 Sat. 07:10 [edit]

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義民・島田富重郎の墓所に行き当たりました 

センター試験を週末に控え、何かと落ち着かない大学です。
先週末には雪が積もったものの、その後は晴天が続いております。週末に雪予報が出ていないことが、山梨県内の受験生にとっても、運営する側にとっても何よりです。

今朝の南アルプスの様子はコチラ↓ 快晴です。
20170111風景

先週末の雪が降る前に、大学の裏山を散策してきました。
コースは、積翠寺バス停→要害山(要害山城跡)→深草観音→石堂峠→鬼山→大蔵経寺山→JR石和温泉駅の約5時間コースでした。大蔵経寺山の山の由来は、平地に下ったところに大蔵経寺というお寺があることです。この大蔵経寺には、明治初年の「 大小切騒動 」において、その責任者のひとりとして処刑された島田富重郎のお墓があったので、ご挨拶をしてきました。

島田富重郎さんのお墓はコチラ↓ 香華を持っていないかったので、申し訳ありません。
島田富重郎

結構日本史好きの庵主なのですが、山梨に着任するまで、大小切騒動というのは聞いたことがありませんでした。

大小切騒動とは、現在の山梨県下の幕府直轄領で江戸時代以来行われていた「大小切」と呼ばれる金納を組み込んだ税制を、地租の全国統一と財源の確保を狙った明治政府が廃止したことに反対する農民たちによって、明治5年(1872年)8月に起きた強訴事件をいいます。

事件の概略は、wikipediaにも出ているので、割愛します。
wikipediaの該当記事はURL https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B0%8F%E5%88%87%E9%A8%92%E5%8B%95

ちょっと個人メモとして、大小切という税制の詳細はさまざまだったようで、高島緑雄 「『大小切租法』起源の再検討 」駿台史学6号(1956年)77頁から江戸時代の税制の記述を抜き出しておきます。

「大小切租法」の基本形は、田畑貢租(本途見取共) の総額を三分し、その一を「小切」と称して金納、残額2/3を「大切」と云って古くは現物米納であったが、後に(この聞の年代は不明)現物米納の「大切」をさらに三分して、その一を「大切金納」と称し、御張紙直段をもつて金納せしめ、「大切」の残額2/3 を米納とした方式である。<中略> 3/9である小切金納および2/9の大切金納は、それぞれ一定の換算値をもつて金納される~ <中略> 時期による米価の騰貴、変動によつて換算値が変化することなく一定の値が保たれていたことを考えれば、農村内部に貢租の一部を金納化する条件が成立しているかぎりにおいて、この租法の有利性を推察し得る。


また、機会があれば、言及したいと思います。

Posted on 2017/01/11 Wed. 16:33 [edit]

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甲府地裁平成民事裁判例の紹介(10)-平成23年6月30日判決  

新年明けましておめでとうございます。
研究室は本日から通常業務に戻っています。

今朝の南アルプスの様子はコチラ↓ 2017年最初の投稿です。
20170105風景

さて、今日取り上げる裁判例は、大学のサークルでの飲酒時に急性アルコール中毒で死亡した学生の両親がサークルの上級生に対して訴えを起こした-甲府地裁平成23年6月30日判決(判例時報2123号108頁)-です。山梨独らしい事件ではないものの、間もなく学生たちも春休みを迎える前なので取り上げておきたいと思います。

【事案の概要】
本件は、原告X1・X2の子A男(当時大学1年生。19歳)が所属する大学生のテニスサークルでの飲み会において、焼酎の回し飲みを行って泥酔し、急性アルコール中毒で死亡した事件について、原告らが同サークルの上級生であるY1(サークル代表者。当時大学2年生)ら6名に対し、不法行為ないし安全配慮義務違反として損害賠償を請求したものである。
裁判所の認定した飲酒の態様は次のとおりである。A男とY1らは、平成19年(2007年)2月22日から23日にかけて、サークルメンバーの誕生日会として開催されたY1の自宅における飲み会(参加者18名)に参加した。23日午前2時を回ったころ、A男を含む1年生5人全員と被告Y1と被告Y2(当時大学4年生)の間で、Y1・Y2の提案による焼酎「大五郎」20度の2.7リットル入りペットボトルの回し飲みを行った。この回し飲みの態様は、焼酎の「ペットボトルを、それぞれがボトルに口をつけてラッパ飲みし、飲めるところまで飲んで、次の者に回すという形」であり、「飲んでいる者に他の者がかけ声をかけ、手拍子を打って囃し立てるなど」するもので、サークル内では以前から時々行われていた。ペットボトルが回っているうちに参加者は順次離脱し、最終的にはA男とY2の二人が互いに飲ませあう形となっていた。A男とY2はペットボトルを飲み切ったのち、酔いつぶれて寝ていたところ、午前4時ごろに後片付けをしていたY1はA男が失禁しているのに気づき、また、午前7時ごろにY1はA男の呼吸が早くなって息苦しそうな様子に気づいたものの、特段の処置は行っていない。その後、正午ごろにY1と訴外B(当時大学1年生)が目を覚まし、A男の容態の異常に気付き、救急車を呼んだものの、その後死亡(検視による死亡推定時刻は午前6時ごろ)が確認された。

【判旨の概要】 請求棄却
1.回し飲みを強要の強要および救急救命措置をとる義務について
 サークルの飲み会への参加の状況、本件回し飲みの状況などから、裁判所は被告らがA男に対して一気飲みの強制をし、酔いつぶしたとは考え難いとした。さらに、原告らが主張する救命救命措置をとる義務について、その義務違反の不作為がA男の「死亡についての財産的精神的損害を賠償する不法行為責任を構成するものとして主張されているのであるから、その義務の存否は慎重に検討されなければならない」とした上で、原告が主張する論拠である、①条理による義務、②先行行為に基づく義務、③事務管理行為の開始による義務のいずれも裁判所はこれを否定した。

2.予見可能性について
 原告らは、亡A男が意識を喪失し失禁するという異常な事態に陥ったのであるから、死の結果発生の可能性について予見可能性があったと主張しているところ、裁判所は、A男の飲酒量は証拠上明らかではなく、また、A男の失禁に気づいたことが明らかなのはY1のみであったことから、予見可能性が問題となるのは被告のうちY1のみであるとした。その上で裁判所は、「泥酔時の尿失禁は昏睡状態でない場合にも少なからず見られる現象であること、また、一般人が泥酔者の尿失禁を見て、急性アルコール中毒によって昏睡状態にあるのか、単に酩酊して眠っているだけなのかを判定することは不可能であり、したがって尿失禁から死亡の危険を予知することも困難である」との被告側医師の意見書を採用し、また、被告Y1らの「法廷での証言あるいは本人尋問において、飲酒の結果失禁をした経験があり、酒を飲んでの失禁は珍しいことではなかったとの趣旨の供述」から、当時の本件サークル内に属する者の間では、酔いつぶれて失禁することはさほど危険視も問題視もされていなかったことが認められるとし、Y1に対する予見可能性-不法行為責任における過失の存在-を否定した。
 
3.安全配慮義務について
 本件サークルは、「学生を主体とした完全な任意参加の団体であり、メンバーへの拘束力は弱」く、「メンバー内の一年生と上級生との間の関係についても、特段上下関係や規則が厳しかったという証拠はない」。被告Y1は本件サークルの代表者であったといっても、そ「の目的が、メンバー相互のテニスや飲酒を通じての懇親をはかるといったものであって、組織的統制のもとに一定の社会的活動を果たすことを目的とする団体ではないから、代表者の地位も、結局は親睦団体の連絡役といった程度のものに過ぎないと考えられる」。そうすると被告らに対し安全配慮義務を課すことは困難であると言わざるを得ない。

【簡単な紹介】
1.回し飲みが行われた焼酎「 大五郎 」は、割安の焼酎として有名だそうです。庵主は飲んだことはありません。
  メーカーによる商品紹介のURLはコチラ↓ リンク切れ御免
   http://www.asahibeer.co.jp/products/shochu/korui/daigorou/

2.大学のクラブ活動やサークルにおける飲酒事故は、春の新歓時や夏の合宿時に耳にすることはありました。本件は1年生が亡くなったとはいえ、入学から1年近くたった時期の事件であり、その点も強制性の否定の判断材料の一つとなっています。

3.判決では損害賠償請求の根拠となる、A男を救護すべき法的義務が被告たちにはないとしました。ご両親の無念を考えると、いたたまれない部分はあるものの、本件の事案からすると裁判所の判断としては妥当なものであったと思われます。

4.参加者全員が被告となっているわけではありません。被告6名は、サークル代表者の2年生のY1ほか、4年生の学生たちのようです。しかし、被告となっていない4年生もいるようですし、回し飲みに参加した4年生のY2とY3以外の4年生に対する対する請求の論拠はもともと弱かったような気がします。

5.研究室の庵主は不幸な事故には遭遇しませんでしたが、後から冷静になって考えると、ヒヤリとすることもありました。大学名は仮名ですが、山梨にそれほど大学があるわけでもありません。他人事ではないのです。命を奪うこともあるアルコールの怖さを学生たちと共有しておく必要があります。

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<おまけ>
寒い入りのとても寒そうな南アルプスの夕暮れ
20170105風景2

Posted on 2017/01/05 Thu. 16:41 [edit]

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2017-01