今回の出張でお世話になった動物さんたち 

研究室の庵主は、先週から2度ほど年度末の駆け込み出張をしてきました。
お世話になった動物さんたちにお礼の気持ちを込めて、その一部の写真をアップしておきます。

動物さん1

動物さん2

動物さん3

動物さん4

動物さん5

出張じゃなければ、もう少し遊んでもらえたのに・・・

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Posted on 2016/03/28 Mon. 18:46 [edit]

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大久野島再訪記 

この水曜日・木曜日の1泊2日で、JR呉線とフェリーを乗り継ぎ大久野島(広島県竹原市忠海町)に行ってきました。
大久野島には大学生の頃に一度訪問する機会があり、その頃は「毒ガス島」と呼ばれていて、社会的問題への関心が高い同級生に連れられて、ゼミで訪問しました。

しかし、昨今は、大久野島といえば「うさぎ島」で有名になっています。
うさぎ島1

いるわいるわ、島内唯一の宿泊施設「休暇村 大久野島」の従業員の方に聞くと、1000羽以上がいるとのこと。しかも、ここ数年急激に増加したとのことです。

“いるわいるわ”の一部はコチラ↓ こんなもんじゃないんんですが・・・
うさぎ島2

もちろん、旧軍の毒ガス製造施設も残っていて、資料館と各遺構の掲示は残っています。前回の訪問ではこの見学しか、見所はありませんでした。

工場跡
うさぎ島3

発電所跡
うさぎ島4

貯蔵庫跡
うさぎ島5

4月になると仔うさぎも生まれるとのことです。うさぎと触れ合って癒されつつ、ここで作られた毒ガスの処理が中国東北部を中心として残存し、実は完了していないこと、過去の行為に想いをめぐらせることができれば、教育的効果が期待できるかな。

ちなみに、うさぎと触れ合うには、人参持参が望ましいということも今回の再訪で学習しました。チャンチャン。


Posted on 2016/03/25 Fri. 21:40 [edit]

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甲府地裁平成民事裁判例の紹介(6)-平成9年9月30日判決 

庵主の大学でも今週月曜日に前期入試の合格発表があり、大きな山をやっと越えたところです。
台湾以来、更新が中断していたので、そろそろ更新しないとと思っています。

今朝の研究室の窓からの南アルプスはコチラ↓ 曇りがちです。
風景20160310

今回紹介する甲府地裁平成民事裁判例は、ゴルフ場開発会社(原告)が山梨県知事を被告として県の条例に基づくゴルフ場造成同意をしなかった処分の取り消しを求めた、甲府地判平成9年9月30日判決です。事件そのものは、行政事件といわれる分類なのですが、ゴルフ場開発予定地内にある入会山林が問題となっており、とりあげてみました。そのため、以下では入会権に関する部分に焦点をあてています。

【事案の概要】
原告は、1987年に山梨県南巨摩郡増穂町(現・富士川町)にゴルフ場の開発を企画し、1990年には山梨県の条例に基づいて増穂町長経由山梨県知事に対し事前協議の申し出をしてこれが受理された。
本件事業は当初地元関係者に好意的に迎えられたものの、1991年ごろまでには自然環境保護・水質保全等を理由に反対運動が徐々に広がり、1993年になると建設予定地のぼぼ中央に位置する山林(「南山共有林」といわれている)の共有者と名乗る同町舂米地区の住民の一部が知事や原告に対してこの事業に同意しない旨の通告をしたり、これらに対し訴訟を提起したりするようになっていた。
被告は、上記のような反対運動に接し、南山共有林が入会地であり、入会権者の一部が地権者の立場でゴルフ場の造成に反対していることが、知事の同意の判断にとって重要であると考え、原告に対し反対地権者の同意を取り付けるよう指導していた。しかしながら、原告は南山共有林の地権者の同意が得られず、また、今後の進展の見通しもないとして、被告は1997年に不同意処分を行った。
この不同意処分に対し、原告は入会権は消滅しており、現在の登記名義人の同意を得た上で、舂米地区の会議でも同意するとの機関決定を得ているので、地権者の同意が得られていない、あるいは進展の見込みがないとすることに根拠はないとするなどして、処分の取り消しを求めて本件訴訟を提起したものである。

【判決】 請求棄却
1.南山共有林の変遷
 (1)南山共有林を含む土地は、古来の慣習により旧村11村の住民が入会している山林であった。
 (2)明治中期から舂米村、小林村、落合村の住民が旧来どおり入会していた。
 (3)1924年(大正13年)に、上記3ケ村は入会地を分割し、本件土地は舂米区のために所有権移転登記を行った。
 (4)1966年(昭和41年)に、本件土地を実質的に利用する者がなくなってきたことから、舂米区は山梨県林業公社との間で分収造林に関する契約を締結し、公社のために地上権が設定された。この頃、舂米地区選出の増穂町議会議員等5名の所有権が移転されるとともに、本件土地の管理規約が作成された。なお、この管理規約には、実質上の所有者全員の決議の結果でなければ、所有権の移転や賃借権等の設定をしてはならない旨の規定がある。
2.南山共有林の性質
 上記1の事実を総合すると、「本件土地は、舂米村の後継団体である舂米区の入会地であることが認められ、その構成員である舂米地区の住民」が本件土地に対して共有の性質を有する入会権を有する。なお、公社に対して地上権を設定することも、入会地の利用の一形態であって、地上権の設定により直ちに入会権が消滅したとはいえない。
3.入会県が成立する場合の地権者
 「入会権は、村落、部落等の一定地域の住民を構成員とする地緑集団が山林原野を共同で支配・利用する権利であり、構成員は持分を譲渡する等の処分を自由にすることができないから、その客体となっている土地の処分については構成員全員の同意が必要であるとされる」ところ、上記に認定されたように南山共有林の「管理規約においてもそのことが明記されており」、南山共有林の経緯に照らすと、これが慣習として確立しているものと認められる。したがって、原告は本件事業遂行のためは、「入会権者全員の同意により本件土地の所有権あるいは賃借権等の用益権を取得する必要がある」。

【紹介】
1.結局ゴルフ場はできませんでした。この時期を考えると、ゴルフ場を作って、果たし経営が成り立ったのかは不明です。
2.ゴルフ場開発にあたって、同意を得るべき地権者とは誰なのかが問題になります。通常は不動産の登記名義人となります(そのための不動産登記制度!)ですが、 かつて入会が行われていた土地などでは、便宜的な登記名義人がいたり、相続登記が全くなされていなかったりして、登記名義人の同意で良いとは単純にはいえません。そのため、ゴルフ場に限らず、道路を通す、橋をつけるなど公共性が高いものでも、暗礁に乗り上げてしまうケースを耳にします。
3.今回の結論は、賃借権の設定等にも全員の同意が必要とする管理規約の存在が大きかったものと思われます。なお、一般の共有でも、共有物の変更には全員の同意が必要です(民法251条)。
4.最後に近傍の地形図を付けておきます。利根川と戸川にはさまれた山だそうです。


Posted on 2016/03/10 Thu. 16:17 [edit]

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