台北に来ています。 

研究室の庵主は、27日から台北に来ています。
今回の目的は、文献を収集することと、あとは・・・美食を求めての活動です。

台北はあいかわらず、バイクだらけです。夕方の民権西路の様子はコチラ↓
20140227民権

今日2月28日は、2・28事件の記念日なので、知り合いの先生と一緒に、2・28記念館に行きました。
何年か行かないうちに、展示が変わっており、日本による台湾統治時代の独立運動と大戦後の一部の腐敗した国民党現地指導者を原因とする争議のような位置づけになっていました。これも馬英九の国民党政権の影響でしょうか?

今日は25度近くまで気温が上がったので、思わず冷たいスイーツを食べてしまいました。

白きくらげ入り杏仁豆腐を食べました。冷的です。
20140228台北
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Posted on 2014/02/28 Fri. 18:01 [edit]

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明日は梨大の入学試験(前期日程)です。 

研究室のある甲府も大雪から10日が経ち、日常生活が落ち着いてきました。
しかし、まだまだ雪が残っています。

山梨大学では前期日程の入学試験が明日行われます。研究室の庵主も試験監督をするので、明日は石にかじりついても登校しなければなりません。
試験が行われる甲府キャンパスも事務職員さんたちの尽力(人力が多かったです。お疲れ様です)もあり、試験実施にほとんど影響のない程度まで除雪されています。

午後の甲府西キャンパスの入り口の様子はコチラ↓ 写っているのは下見の方々
20140224風景1

受験生にとっては当然なのですが、大学にとっても入試というのは最大のイベントになります。企業でこれに対応するものがあるかと言われると思いつきません。企業でも新製品発表や株主総会など重要な行事があるのですが、これとは全く異なるようです(庵主も実はまだ比較ができていない)。

庵主の所属する学科の倍率は2.2倍と去年より高くなりましたが、有効な選抜のためにはもう少し高い方が良いという先生もおられます。このあたりは統計学の問題なのか、それとも経験則上そうなのかもわかりませんが、大学側の人間としては高い方が気分はいいですし、学内からの雑音がなくて助かります。

受験生の皆さんが実力を発揮できること、そして明日の当時も大過なく試験が実施できることを祈ります。

午後の研究室の窓からの風景↓ 南アルプスは見えません。雪は少なくなってますね。
20140224風景2

Posted on 2014/02/24 Mon. 15:35 [edit]

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来週の入試を心配されているようです 

研究室の庵主は大学に登校しています。
公共交通機関は一部回復したとはいえ、まだまだ不完全なので、今日も自転車で登校しました。いつもより1.5倍くらいの時間はかかりましたが、とりあえず無事に到着というところです。

研究室の窓から見える景色も、大雪から5日過ぎましたが、まだまだ白基調です。

研究室からの風景はコチラ↓
20140219風景

庵主が強行登校したのは、来週火曜日に大学の前期入試があり、その監督員説明会があるからです。
説明会の前に入試担当の同僚の教員と話をしていたところ、入試の実施について心配されている受験生の方からの問い合わせの電話が大学にかかっているそうです。
当たり前ですよね。

ところが、大学のホームページを見ても大雪の影響についての記事は出ていません。
庵主が関係者に聞いたところによると、現時点では予定通りに実施されるようです。
山梨県が孤立とあれだけニュースで報道されているのですから、それならそれと告知しないと、受験生やそのご家族に余計な心配や不安を招きます。

企業でも、大学でも、適時開示が関係者の信頼を高めるんですよ!

Posted on 2014/02/19 Wed. 12:52 [edit]

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山梨県(自分の近所だけ)の大雪の状況を視察しました 3完 

研究室の庵主は、研究室に行くことを諦め、午前中をかけて、再開の見通し立たないローカル線JR身延線を視察に行ってきました。

JR身延線は、富士駅と下部温泉間のみ運転されていますが、JR東海によると下部温泉・甲府間は相当の時間が必要とされています。HPでの告知はコチラ↓
http://traininfo.jr-central.co.jp/sep/pc/senku13/P02.html

積雪は20cm強ぐらいですが、線路は雪の下です。
線路の様子はコチラ↓ 先に見えるのは新山梨環状道路です。もちろん通行止め中。
20140218身延線1

小井川駅(無人駅)のさびしい状況はコチラ↓
20140217身延線2

特急ふじがわの停車駅である東花輪駅の駅前のさびしい状況はコチラ↓
20140218身延線3

東花輪駅ではJRの委託職員の方と言葉を交わしました。
庵主「2、3日は再開無理みたいですね?」
職員さん「除雪が進まないようで、申し訳ありません。」
職員さんのせいではないですよ。

東花輪駅を過ぎると、笛吹川橋梁を超えて市川三郷町に入ります。

この先が笛吹川橋梁。状況は変わりませんね。
20140218身延線4

笛吹川橋梁の遠景です。除雪がされておらず、近づけませんでした。
20140218身延線5

時間切れのためこの先には行けませんでした。

JR身延線をはじめ、公共交通機関のマヒが続いてますが、甲府盆地の生活は少しづつ落ち着いてきています。また、明日は大学入試の監督員説明会もありますし、なんとか研究室に登校しなければなりません。庵主の大雪の視察は今日で終わりにしましょう。

未だ孤立状態にある山間地域のことを気にかけてもらえるとありがたいです。

Posted on 2014/02/18 Tue. 13:12 [edit]

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山梨県(自分の近所だけ)の大雪の状況を視察しました2 

庵主は、朝から自転車を持って(乗ってではありません!)、大雪3日目の状況を視察に出ました。

相変わらず運休の身延線は、少なくなったとはいえ、雪に埋もれています。

雪に埋もれる身延線はコチラ↓
20140217身延線

そのあと、お店を開いているイオン甲府昭和にたどりつきました。カップ麺やパスタ、生鮮食品は少なくなったとはいえ、まだ積まれた状態で売られています。さすが大手スーパーといったところでしょうか。
駐車場はまだ雪の中ですが、一部の除雪はすんでおり、車で来ているお客さんが多いです。

雪のイオン甲府昭和駐車場はコチラ↓
20140217イオン

庵主はもう少し甲府の方に向かいます。続報はこの記事で・・・ 10:01投稿 つづく
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甲府駅に向かうための幹線道路のひとつである昭和バイパスに向かいました。昭和バイパスも雪で歩道は完全につぶれています。車道路面には雪も少なく、車は徐行していますが、順調に流れていました。

昭和バイパス・イオン甲府昭和の付近の歩道はコチラ↓
20140217昭和バイパス

国道20号線-甲州街道-は車が混雑し、ノロノロ運転をしています(危険なので写真撮れず)。国道20号線を国母通りに移動しようと思ったのですが、車の量と歩道の状況から諦めて、昭和通りを飯豊橋方面に向かいましたが、こちらは公的な除雪が進んでいないのか、路面が雪だらけです。

昭和バイパスから市内に来る途中で気づいたのは、郊外型の飲食店は、ほぼほぼ開店していたということです。さすが商売人!

国道20号から飯豊橋方面の昭和通りの様子はコチラ↓
20140217飯豊方面

飯豊橋から荒川上流を望んだのはコチラ↓ 河川敷は当然雪だらけ
20140217飯豊橋

甲府市内に入ると、郵便配達さん、ヤクルトおばさんもすでに活動を始めています。プロ根性ですね。

荒川を超えて市中心部に入っても、道路はけっこう厳しい状況です。

平和通りにある県教育会館の駐輪場も崩壊しています。
崩壊状況はコチラ↓ プライバシーはあまり問題にならないので、載せちゃいました。
20140217駐輪場崩壊

駅前から伸びる平和通りの様子はコチラ↓
DSC00250.jpg

裁判所の前の歩道の様子↓ 裁判所も開店休業かな?
DSC00251.jpg

甲府駅前はスタバも、ターリーズも、モスも開いていました。でも、飲食店は半数くらいの休業しています。

甲府駅前にきっと週末から止まっていただろう自転車の悲惨な状況はこちら↓
20140217甲府駅

JRの掲示はコチラ↓ 中央線はまだ動いていません。
20140217甲府駅2

これから自転車を駐輪場に置いて、大学のある北口の方に行ってみます。 12:17投稿 つづく

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甲府駅北口から梨大方面も雪だらけです。県立図書館の駐車場は重機で除雪していますが、仮置きの雪が山になってしまっています。

県立図書館の雪山はコチラ↓ もしかして車が埋まっている?
20140217県立図書館

山手通りから見た武田通りの様子↓ 見えませんが、歩道は1人分確保されています。
20140217

いよいよ大学に到着しました。通路だけは除雪されています。
20140217大学

出勤されている事務によると、修士論文発表会なんかは予定どおり行われているとのことです???

庵主も遅くならないうちに帰るようにします。 13:20投稿  つづくかな?
==========
無事に帰ってきました。

帰りもイオン甲府昭和に寄ってみましたが、朝に山のように積まれていたカップ麺がほとんどなくなっていました。庵主は金柑「たまたま」を買って帰りました。

イオン甲府昭和からは富士山がきれいに見えていました。

イオンから見える富士山はコチラ↓ 電線が邪魔ですが、ご容赦ください。
20140217富士山

16:57投稿 この記事はおしまい

Posted on 2014/02/17 Mon. 10:01 [edit]

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山梨県(自分の近所だけ)の大雪の状況を視察しました 

土曜日の雪のせいで庵主は本日も自宅におこもり状態ですが、天気が良いので、あちらこちら少し歩いてきました。

庵主は諸事情があって、梨大医学部の近くに住んでいるので、JR身延線というローカル線に乗ることが多いのですが、この路線は土曜日以降運転見合わせとなっています。今日16日13時現在は、静岡側の富士駅から山梨の身延駅まで開通しています(JR東海の管轄なので静岡側から復旧?)が、身延・甲府間は運転されていません。

雪まみれの線路はコチラ↓ 水路の上だけ雪が自然に雪が解けています。
20140216風景

ローカル線は明日もあてにならないので、どの方法で登校しようかと思っています。

何軒かコンビニも回ってみました。
新たな補給がないせいか、カップ麺、各種パン類、1リットルの紙パック飲料などはほぼ完売状態でした。意外と残っているのが、パンやワンタンなどが入ったスープ系のカップ、モチ、コメ、スナック菓子、店舗で調理している揚げ物などです。もし、大地震などが発生すると同じような状況になると思われます。備蓄食材を考える参考になるかもしれません。

コンビニ各社には今回のPOSデータを是非公開してほしいものです。

地域の主要道路はほぼ通ることができる状態になっていますが、歩道の確保ができていません(撮り忘れ、写真なし)。また、少し細い道路は重機で除雪をしていますが、公的なものなのか、地元の建設業者さんの協力なのかはわかりません。

最後に、庵主の近所では建物の被害はありませんが、アルミ製のルーフ車庫は、倒壊や折れ曲がりなどの被害が目立ちました(プライバシーのため写真なし)。同じような作りでも、壊れているものと壊れていないものがあるので、設置場所などで違いがあるのかもしれません。

いずれにせよ明日はおこもり解消できれば、ありがたいです。

Posted on 2014/02/16 Sun. 14:03 [edit]

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甲府の大雪は天災地変か 

研究室のある甲府は、金曜日の午後から本格的に雪が降り、土曜日朝には1894年の観測開始史上最高の114cmの積雪を記録したそうです。

庵主も宿舎から身動きがとれず、また、明日の中央線も復旧の目処が立っていないということから、東京で行われる明日の研究会も欠席しました。研究会のあとホテルに泊まり、月曜日は東京にある図書館で文献チェックをしようと思っていましたが、それも諦めて、ホテルをキャンセルしました。

ところで、庵主の定宿であるホテルメッツでは、宿泊日の前日にキャンセルするとキャンセル料が20%かかるとのことです。ホテルのHPの「よくあるご質問」のページ(http://www.hotelmets.jp/sys/faq.jr)には次のようなFAQがあります。

Q キャンセル料はいくらですか?
A 宿泊日の前日が20%、当日が80%、ご連絡がない場合は100%のキャンセル料を頂戴しております。ご宿泊の2日前までにご連絡ください。


今回の庵主のように、庵主の責任ではなく、記録的大雪が原因でホテルに行くことができない場合にも上記の規定が適用されるのでしょうか?

もちろん、キャンセル料の請求はホテル側の権利なので、親会社のJRが動いていない状況で、今回は請求をしないという経営上の選択肢もあります。

もし請求をしてきた場合、庵主として対抗する考え方としてはどのようなものがあるでしょうか。
1つめは、キャンセルを予約違反とみれば、庵主に有責性がない(=過失なし)ということを主張して、契約違反に基づく損賠賠償を拒絶する方法があります。不可抗力(Force Majeure, act of God)の主張は、これに含まれます。

この不可抗力は、契約実務では重要な考え方で、国際的な契約では古くから必須の条項として理解されていました。日本国内の契約でも、先の東日本大震災以降意識されるようになりました。どのように定められているかというと、戦争、内乱、革命や大地震などの天災地変やその他当事者の責に帰すことができない事由を原因として、契約の履行ができなくても、契約違反の責任を問われないという考え方です。

契約上のポイントはどのような事象を不可抗力事由とするか、不可抗力が発生した場合の効果をどうするかにあります。不可抗力事由としては先に書いたような事由のほか、原材料の供給が止まった場合、ストライキやロックアウトの発生などが問題になります。これらの場合は、供給側の契約当事者のリスク-予見して、対応しておくべき-のような気もしますが、ケースによっては不可抗力とすることも可能でしょう。これに対し、不可抗力事由解消までの履行停止のみを認めるのか、無補償での解除権を認めるのかなどいろいろなオプションがあります。

東日本大震災の際には定宿からキャンセル料は請求されませんでしたが、今回はどうでしょう

Posted on 2014/02/15 Sat. 19:24 [edit]

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教員としての地域貢献(2月度分です) 

研究室の庵主は昨日から甲府に戻ってきました。
そのため先週末の大雪には直接の影響を受けることはありませんでしたが、大学の構内や甲府にもまだ雪が残っており、不在だったことが幸いしました。

今朝の大学構内の様子はコチラ↓ 雪が大量に残っています。
20140213風景1

研究室の窓から南アルプス方面の見たのはコチラ↓ 
20140213風景2

以前も記事にしたように、庵主のインタビュー記事が地元紙・山梨日日新聞に掲載されたようです。たた、甲府を留守にしていたのと、新聞社が掲載紙を送ってこないので、本当のところ掲載されたのかわからなかったところ、知り合いがFBで見たとの書き込みをしてくれたので間違いないと思います。
ブログに乗せようと思ったのですが、データ量が大きすぎて対応できませんでした。ということで断念です。

雰囲気だけはコチラ↓ 晒すような顔ではないので、くまモンに代わってもらいました。
山日記事

今日は午後から、甲府湯村の塩澤寺で行われる厄除け地蔵尊大祭のご奉仕に行きます。明日の午前中まで、深夜を除いて、23時間にわたりおみくじのお授けをすることになっています。

大学教員らしからぬ2月の地域貢献です。

Posted on 2014/02/13 Thu. 11:10 [edit]

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片思いの反動? 佐村河内騒動 

研究室のある甲府は大雪のようですが、庵主は木曜日から西日本に来ているので、報道で知るだけです。

さて、数日前から作曲家の佐村河内氏に関する騒動が新聞・テレビを賑わしています。たとえば、時事通信社のウエッブ版では、2月5日付けで次のように報道しています(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201402/2014020500250&g=soc)。

 両耳が聞こえない作曲家として知られ、CDがクラシック曲としては異例の売り上げを記録している佐村河内守さん(50)の「交響曲第1番 HIROSHIMA」などが、別の作曲家によって作られていたことが5日、分かった。特集番組などを制作したNHKも同日朝のニュースで「本人が作曲していないことに気付けなかった」とおわびした。
 代理人弁護士によると、十数年前から楽曲の記譜行為は特定の別の人物が行うようになっていた。具体的には、佐村河内さんが提案した楽曲構成、イメージをその人物に具現化してもらう形。佐村河内さんは「ファンの方々を裏切り、関係者の方々を失望させたことについては、決して言い訳のできないこと」と反省しているという。
 佐村河内さんは広島市生まれの被爆2世。4歳でピアノを始め、作曲は独学で対位法や管弦楽法などを習得。35歳で聴力を完全に失ってからも、耳鳴りなどの体調不良と闘いながら、絶対音感を頼りに作曲を続けているとされた。
 2008年初演の「交響曲第1番 HIROSHIMA」が東日本大震災後、“希望のシンフォニー”として注目された他、被災地の少女のために作曲した「ピアノのためのレクイエム」などがある。ソチ冬季五輪でフィギュアスケートの高橋大輔選手がショートプログラムに使う楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」も本人作ではないとみられる。


その後実際に作曲したとして、桐朋学園大学の非常勤講師の方が記者会見をしました。その記者会見によると、曲のイメージなどの指示を佐村河内氏が提供し、それに基づいて作曲したものを提供したそうです。また、報酬として700万円程度を受け取っていたとのことでした。

庵主のような民事法をやっている人間からすると、「作曲の請負契約ね」とさしたる違和感もなく、この2人の関係を分析してしまいます。

請負契約というのは、依頼者のために請負人が仕事を完成させ、報酬を受け取るものです。代表例は、建築士さんがイメージを聞いて、建物の設計図を完成させる、あるいは大工さんが設計図に基づき建物を完成させる、という契約です。仕事の完成物の権利については、いろいろ説明の方法があるのですが、最終的には依頼者に帰属することは間違いありません。その点からいうと、依頼者であった佐村河内氏が問題の楽曲について権利を持っていることは間違いありません。

ただ、楽曲のような著作権が絡むとちょっと話がややこしくなります。
楽曲のような著作物の場合、人間の創作的な精神活動により生み出されるので、公表権や演奏権のような経済的な諸権利と創作者固有の権利が別に存在することになります。これら権利の総称が著作権ですが、後者のことを特に著作者人格権といい、公表権、氏名表示権と同一性保持権がその内容となります(著作権法17条1項)。著作権も財産権なので移転や譲渡可能なのですが、著作者人格権は譲渡することができません(著作権法59条)。
とすると、前段で佐村河内氏が持っているとした権利は著作者人格権を除く著作権、桐朋学園大学の先生が持っている権利は著作者人格権と考えられます。

ところで、著作者人格権って発音しにくいですよね。「ちょさくしゃじんかくけん」を早口言葉で3回言ってみましょう!

今回問題となっている楽曲の作曲者が佐村河内氏と表示されていると、佐村河内氏側が氏名表示権を侵害しているおそれがあります。侵害が認めれた場合、著作権は移転済みと考えられるので、経済的損害はなく、精神的損害に対する損害賠償請求が認められると思われます。また、刑事罰の可能性も否定できません。

氏名表示権(著作権法19条1項)はコチラ↓

著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利を有する。その著作物を原著作物とする二次的著作物の公衆への提供又は提示に際しての原著作物の著作者名の表示についても、同様とする。


でも、法律的にはそんな程度の話なんですよね。
それに普通は契約書で著作者人格権の行使について制限条項を入れたりしますし・・・。

今回の事件が大きく報道されるのは、佐村河内氏が原爆二世だとか、両耳が不自由だとかの物語を付与して、ありがたがったのはこちら側の事情なのではないでしょうか。
これって、まるで片思いの相手に裏切られた時の憎悪感に似ていますよね。

Posted on 2014/02/08 Sat. 15:02 [edit]

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約束を変更するということ 

研究室のある甲府も昨日から寒さ厳しいです。
ただ、富士山北麓と違い、甲府盆地はほとんど雪は降らなかったので、研究室の窓から見えるお山も白さが増したという感じはしません。

研究室の窓から見える今朝のお山はコチラ↓
20140205風景

さて、現在開催されている国会で、山梨県選出の小沢鋭仁議員の質問に答えて、安倍首相が憲法96条の改正の意欲を示したそうです。国会での憲法改正は次の議決要件を下げるというのは、国会軽視にもつながりますし、少数の得票で議席の過半数を獲得することが可能な現行の小選挙区制の下では問題大ありだと考えています。

憲法は国民と政府の約束ともいえることから、今日は当事者を法的に拘束する約束(代表例は契約です。)の変更についてちょっと考えてみたいと思います。

まず、約束内容の変更のうち、企業取引以外でよく出てくるのは、借地借家の賃料の変更があります。借地や借家については、借地借家法という法律があり、その11条1項(地代等増減請求権)と32条1項では次のように定めています

●11条1項
地代又は土地の借賃(以下この条及び次条において「地代等」という。)が、土地に対する租税その他の公課の増減により、土地の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍類似の土地の地代等に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって地代等の額の増減を請求することができる。ただし、一定の期間地代等を増額しない旨の特約がある場合には、その定めに従う。
●32条1項
建物の借賃が、土地若しくは建物に対する租税その他の負担の増減により、土地若しくは建物の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。ただし、一定の期間建物の借賃を増額しない旨の特約がある場合には、その定めに従う。


このように経済情勢の変動があった場合、貸主も借主も相手方に対して賃料の増額や減額を請求できるとしてます。法律の建てつけは、請求の後に両当事者が協議し、協議が整えばその内容で変更、決裂すれば裁判所に申し立てて、賃料を定めてもらうとなっています。
しかし、実際はこの規定は契約で排除することが可能なので、多くの契約書では貸主による増額請求権だけを定めていることが多いようです。

借地借家のように法律に規定がある場合は別にして、約束の内容を変更するためには、①当事者の合意がある場合、②契約当時に合意の基礎となった事情が大きく変動し、当初の内容が著しく不当になったこと、が必要とされています(②に対しては約束を解消=解除=のみを認める見解もある)。
①については、ある意味当たり前のことなので、契約に関する一般的な法律である民法に規定はありませんし、先の借地借家法でも請求に基づく合意の成立についてさえ特段の規定はありません。また、②については、裁判所でも学者の間でも否定する見解はないものの、民法には規定はありませんでした(外国では民法に規定する国も少なくありません)。

ところで、現在法制審議会という法務省の審議会で進行している民法の改正議論では、②の法理(審議会では「事情変更の法理」としています)について、民法に条文を置く方向で議論がなされているようです。ただし、今行っている要綱案という条文化直前の案はまだ固まっていないようです(昨年12月10日に議論されているようなのですが、議事録の公表はされていません)。

一旦合意した約束を反故にするわけですから、事情変更の法理が適用される要件は厳格に定められていて、裁判例でも第二次世界大戦後のハイパーインフレ、先の不動産バブル、あるいは天災のような、ある種異常事態の状況下で認められたものが多いとされています。その点から、法制審議会の事務局から出てきているひとつの考え方として、事情変更が認められる事情とは、次のようなものです(部会資料72B「民法(債権関係)の改正に関する要綱案の取りまとめに向けた検討(8)」より)。

契約の締結後に、①[天災、事変その他の事由に基づいて]契約の基礎とした事情に著しい変更が生じた場合において、②契約の趣旨に照らして当該契約を存続させることが信義[衡平]に反して著しく不当であるときは、当事者は、当該契約を解除することができる。ただし、事情の著しい変更が、③契約の当時、各当事者が予見することのできなかった特別なものであり、かつ、④当該解除権を行使しようとする当事者の責めに帰することができないものである場合に限る。


何重にも要件があるのは分かりますね。
法律の世界では、約束を変更する、反故にするというのは、簡単に認めるべきではないと考えているのです。政治の世界では、公約やマニュフェストを簡単に反故にしていることとは大違いです。

Posted on 2014/02/05 Wed. 10:50 [edit]

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甲府のノラ-猫編5号・6号 

研究室の庵主も先週で年度内の講義もだいたい終わりました。
とはいうものの、何かと用事があって、バタバタしています。春休みがあるのは学生さんだけです。

睨み合いだニャ!
甲府のノラ5号

甲府のノラ6号

Posted on 2014/02/03 Mon. 10:45 [edit]

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2014-02