2014年が良い年でありますように 

研究室の庵主は、奈良の実家で、間もなく新年を迎えます。

庵主の専門分野である民事法学の世界でも、地味ではありますが、いろいろな動きがありそうです。3月までの庵主的に大きな公式イベントとしては、次のようなものがあります。

1月のイベント
・大学入試センター試験 →庵主の事情:受験生もリスニング機器も頑張ってください!
・通常国会に会社法改正案上程 →庵主の事情:会社法の重要部分の改正なので、来年の2年生の六法をどうするかを考えないと。 

2月のイベント
・「民法(債権関係)改正に関する要綱試案」発表予定 →庵主の事情:そろそろ議論に追いつかないと!
・湯村温泉塩澤寺厄除地蔵尊大祭(13、14日) →庵主の事情:お札係をする予定です。http://www.entakuji.jp/
・梨大前期入試 →庵主の事情:まだ何も聴いていません。上の方は倍率を気にします。

3月のイベント
・温泉学会春季研究会(石切温泉) →庵主の事情:奈良に長らく住みながら、石切温泉に行ったことがないので、気になっています。 http://www.hotelseiryu.com/
・梨大前期入試合格発表 →庵主の事情:入学手続は早めにしてもらうと助かります。
・梨大後期入試と合格発表 →庵主の事情:何も聞いていません。

あと十分足らずで新年です。
皆様方にとって、2014年が良い年でありますように、お祈り申し上げます。
スポンサーサイト

Posted on 2013/12/31 Tue. 23:57 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

中国の危険食品犯罪事件-最高人民法院の司法文書から 

研究室の庵主は、先週末から甲府を離れて西日本のあちらこちらに行っていたので、長らく記事の更新ができませんでした。

昨日の木曜日は京都府精華町にある国会図書館関西館で資料漁りをし、これで年内の業務は終了しました(今日は一応有給扱い・・・)。
庵主は国会図書館関西館に行くと必ず、何カ月分かの中国大陸・台湾や発行された法学雑誌などをチェックしていますが、今回もいろいろ資料を入手できました。

その中で、日中で時期を合わせた訳ではないでしょうが、日本でも食材偽装が話題になる少し前に食品安全犯罪の典型裁判例を最高人民法院が発表していたことに気づきました(最高人民法院≪発布危害食品安全犯罪典型案例≫最高人民法院公報2013年10期16頁)。日本でいうと最高裁判所に相当する司法機関の発表であり、中国国内では権威のある文書ですので、紹介しておきたいと思います。

【裁判例1】ニセ白酒製造・販売事件
(場所)湖北省 
(事案)被告人・王某は、2002年以来食用アルコールを用いた合成酒の製造販売で不法な利益を上げていたところ、2009年3月に仕入れた廉価な工業用アルコールに水道水、トウモロコシ酒、香料などを混ぜ、ニセの白酒(アルコール度数の高い蒸留酒。高粱や玉蜀黍などを原料とする)を製造し、販売した。この白酒を飲んだ住民24名が死傷する事件が発生した。
(判決)王某に死刑執行猶予2年、政治的権利終身剥奪、罰金99万元

【裁判例2】病死豚肉販売事件
(場所)福建省
(事案)被告人・陳某1は、2010年11月から、病死した豚を購入して、食肉処理をした後に、これを被告人・陳某2に販売して12万元の、陳某2はさらに転売して20万元の違法所得を得た事例。この食肉は、そのまま転売されたり、ソーセージに加工されたり、豚骨として販売された。
(判決)陳某2は懲役12年、罰金100万元、陳某1は懲役10年、罰金30万元

【裁判例3】肉質改良剤販売事件
(場所)山東省
(事案)被告人・范某は、食肉家畜用飼料への使用が禁止されている塩酸クレンブテロール
(通称:痩肉剤。豚肉などの赤みを増す薬剤)原粉を購入し、これと石灰を混合したうえで、飼料として販売していた。この飼料によって生育された牛や羊は各地の市場に販売された。
(判決)范某に懲役10年、罰金30万元

【裁判例4】不良食品添加物製造販売事件
(場所)上海市ほか
(事案)被告会社・上海蒙凱(法定代表人:被告人・李某)は、2010年9月から食品添加物として適しないレベルの重曹を購入し、それを主原料とした、不良な食品添加剤を製造し、杭州などで販売して45万元の利益を上げた。
(判決)蒙凱公司に罰金50万元。李某に懲役6年、罰金15万元

【裁判例5】地溝油販売事件
(場所)浙江省ほか
(概要)日本でも有名な中国のドブ油(地溝油)に関する事件。被告人・程某は、2009年7月から2011年7月にかけて、知人の経営する会社がレストランから廃棄された油で製造された油であると知りながら購入し、またこれらの事情を知る被告人・袁某に販売した。袁某は、周辺の食堂、夜店、露天や食品油会社などに販売した。
(判決)袁某に懲役15年、罰金43万元。程某に懲役8年、罰金23万元

これらの事件は氷山の一角でしょうが、最高人民法院がこのような裁判例を公表しなければならなくなっていることに注目しておきたいと思います。

Posted on 2013/12/27 Fri. 14:55 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

餃子の王将の思い出・・・ 

研究室の庵主は、昨日で年内の講義も終了し、この期間を利用して、あちらこちらの研究機関に資料集め等に行くため、今日の午後から年明けまで甲府を離れます。

昨日、講義の直前準備をしているときに、京都の名物企業「餃子の王将」の社長が射殺されたという、ショッキングなニュースが飛び込んで来ました。たとえば、昨日の京都新聞の電子版(http://www.kyoto-np.co.jp/)の記事は次のように報じていました。

19日午前7時ごろ、京都市山科区西野山射庭ノ上町の「餃子の王将」を展開する王将フードサービス本社前で同社の大東(おおひがし)隆行社長(72)がうつぶせで倒れているのが見つかった。大東社長は拳銃のようなもので撃たれたとみられ、右胸の1カ所と左腹部の2カ所に傷があり、市内の病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。現場に薬きょうが複数個落ちていた。京都府警捜査1課は殺人事件として捜査、午後に山科署に捜査本部を設置する。東証1部上場の企業トップが殺害されるのは異例。<以下略>


庵主は1980年代後半の学生時代を京都市内で過ごしたため、餃子の王将は非常に馴染み深いお店でした。百万遍交差点のちょい裏にもお店がありましたし、何度か利用していました。

ただ、お金のない学生にとっても、その頃の王将のイメージは、正直なところあまり良いものではありませんでした。

ランク的には、生協食堂のちょい上くらい、一人か男同士でしか行かない店でした。
しばしば、無料券を配っていたので、それにつられて何度か食べには行っていましたが、積極的に食べに行きたいと思って、行った記憶はありません。

また、同級生が語ったネタに次のようなものがありました。

同級生の友人が餃子の王将府庁前店に行き、出てきたお水を飲むと、ほんのりレモンの香りがした。友人は王将でもお水にレモンを入れるようになったんだとつぶやいたところ、それを聞いていた店長が店員に対して、
「ママレモン(庵主注:当時一番人気のライオンの食器洗い用の洗剤。現在でもあるようです。http://www.lion.co.jp/ja/seihin/brand/053/01.htm)をちゃんとすすいでおかないと、ダメじゃないか!」と言っているのを聞いてしまった。


このネタが事実かどうが分かりませんが、ネタとして成立する、本当かもしれないという点に、当時のイメージの一端が垣間見えます。

庵主は王将には行っていませんが、通りがかりでお店を覗いてみると、そんな学生時代のイメージとは違う、こ綺麗なお店になっています。
機会があれば一度行って、餃子を食べてみるかな。

Posted on 2013/12/20 Fri. 10:04 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

改めて特定秘密保護法について 

研究室のある甲府も昨日よりは少し寒さが緩みました。
明日の夜からは関東地方も雪のおそれがあるそうですが、大学図書館&知人の個展のオープニングに行くため、明日は終日東京なので、今から帰りを心配しています。

知人の個展はコチラ↓
http://www.miyabigoto.com/information/2013/11/kototama-1.html
りえちゃん

さて、今朝の新聞に、民主党が来年の通常国会に特定秘密保護法の廃止法案を出す予定であるとの記事が出ていました。政党としてのアピールとしてはありなのでしょうが、前回の臨時国会で対案を出した(らしい)ことから考えると、ちぐはぐな印象です。

と思っていると、法律セミナーという法学部生向け法律雑誌の1月号25頁に防衛大学校の山中倫太郎准教授が興味深い論考「特定秘密保護法-その諸問題と課題」を書かれているのを目にしました。
国会での強行採決の後、少し議論が下火になってきたのですが、改めて取り上げてみたいと思います。

庵主は、憲法等の公法の専門家ではなく、正確性に欠けるおそれがあるのですが、山中論考を要約すると次のようになります。

○日本国憲法が国家秘密を否定しているわけではなく、また、国民の信託を確実に実行するために政府がやむを得ず法によって「真正秘密(=真に保護されるべき秘密。西山記者事件東京高裁判決)」をごく例外的に秘匿せざるを得ないことも否定できない。
○特定秘密保護法上の秘密は実質的な秘密(指定すれば足りるというものではない)に限られ、それに対する条文上の手当てがあるものの、濫用的指定のリスクが十分とはいえない。
○濫用的指定のリスクの低減の方策として、①行政機関内の内部統制組織の確立、②公文書館の移管の確保、③議会側の監視・秘密統制機関と政府との両立がある。
○適正評価制度については、従来より法律の根拠が明確でないまま行われていたことについて改善があるものの、プライバシーへの侵害を勤務評定上の不利益をおそれるあまり対象者が不本意ながら受け入れるおそれもあり、運用上の慎重な配慮が必要である。
○報道の萎縮効果がないとはいえず、包括的な構成要件となっている部分の見直しや捜査機関・裁判所による知る権利や取材・報道の自由への十分な配慮が必要である。
○先進諸国の国家機密法制はその濫用や萎縮効果のリスクを低減させる備えと一対をなしており、日本においても継続的に法令制定・解釈の両面から模索する必要がある。


山中准教授は基本的に現行法を維持しつつ、改善を図るべきだとの立場のようです。庵主は以前も記事に書いたように現行法には反対ですが、抜本的(原型を留めない程度になるかな・・・)に修正するという選択肢もありという立場です。

問題のある法律が法律が施行され、民主主義にとって由々しき事態が生じる前に(特に言質を取られていないと考えるであろう、安倍内閣以降の内閣が危ない!)、対応をしなければならないと思っています。そのためには、廃案なのか、修正なのか、あるいは問題点の所在についての立場を超えて、山中准教授のような方も味方につけ、多くの国民の支持を得なければなりません。その意味では、民主党の唐突な提案に首を傾げる庵主でした。

ただ、改善・改良派というのは、賢い権力者側の切り崩しの対象となりやすいんですよね。

Posted on 2013/12/17 Tue. 14:29 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

成年年齢に関する世論調査があったそうです 

研究室の庵主は、日曜日ですが登校しています。
年内の講義が来週で終わるので、講義のない1週間+お正月休み1週間の計2週間で読まなければいけない文献の整理のための登校です。

今日も甲府は寒いです。ただ、前回の記事で南アルプス方面は雪が降っているかなと予想していましたが、案外そうでもありませんでした。ただし、研究室の外はビュービュー風が吹いています。

今日の風景はこちら↓
DSC00183.jpg

今朝の新聞を見ていると、「民法の成年年齢に関する世論調査」なるものの結果が内閣府から発表されたとのことだったので、さっそくググってみました。
URLはコチラ→ http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-minpou/

成年年齢は民法4条で「年齢二十歳をもって」と定められ、選挙権(憲法15条3項)もこれによっているとされています。ちなみに、公職選挙法9条、少年法2条や飲酒・喫煙の禁止を定めた法律(未成年者飲酒禁止法未成年者喫煙禁止法)では、民法の規定を引用することなく、個別に二十歳と明記されています。

年齢引き下げの議論が俎上に上ったのは、憲法改正のための国民投票法に関し、将来を担う若者たちにも投票権をということや諸外国に事例からだったように記憶しています。特に憲法上選挙権が成年者だということで、民法の規定を変更しなければという議論だったという記憶です。

ところで、民法が成年年齢を決めているのは、未成年者は意思能力(自分の意思によって生じる法律上の結果を認知できる能力)が完全ではなく、保護する必要があるとの、ある種パターナリズム的な発想によります。そのため、未成年者が締結した契約の取消権(民法5条)が定められています。

今回の調査の中で、子供が大人になるための条件という調査項目を見てみましょう。質問内容は次のとおりでした。

Q1〔回答票1〕 あなたは,子どもが大人になるためには,どのような条件が必要であると思いますか。この中からいくつでもあげてください。(M.A.)
   (ア) 肉体的に成熟をすること
   (イ) 精神的に成熟をすること
   (ウ) 経済的に自立をすること
   (エ) 社会人として最低限の学力・知識を身に付けること
   (オ) 自分自身で判断する能力を身に付けること
   (カ) 自分がしたことについて自分で責任をとれること
   (キ) 一人暮らしをすること
   (ク) 社会に出て働くこと
   (ケ) 結婚をすること
   (コ) 子どもを持つこと
   (サ) その他
   (シ) 特にない
   (ス) わからない


このうち、民法的に関係するのは、イ・ウ・エ・オ・カですが、特に先ほどの意思能力からすると、エやオが重要になります。

実際の結果では、イ・オ・カについては70%以上の人が、エについても60%の人が必要であると言っています。その意味で、これらを欠く段階では「大人ではない」と見られるわけです。現実の18歳・19歳についてどう思っているかの調査では、エのみ20%強の同意者がいますが、それ以外は10%前後しか同意者がいません。

その意味では、民法による保護も当分の間支持されるのでしょう。

Posted on 2013/12/15 Sun. 14:28 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

親子関係は変わってきたの-最高裁25・12・11判決 

この週末はこの冬一番の寒波が日本を襲うそうです。
研究室のある甲府もここ数日の寒さからか、庵主はブログの更新をサボっていました。

今日は南アルプスもきっと雪が降っているのでしょう。
研究室の窓からも山頂の方が全く見えません。

今日の南アルプス方面↓
20131213風景

さて、一昨日最高裁が興味深い判決を出しました。第三者から精子の提供を受け、性同一性障害の夫婦から生まれた子供を嫡出子と認めたものです。少し前には乳児取り違えに関して損害賠償を命じた東京地裁25・11・26判決もあり、親子関係について少し考えさせらました。
庵主は家族法を専門としているわけではないのですが、つらつら書いてみたいと思います。

今回の最高裁判決は、性同一性障害により女性から性別変更した男性(夫)とその妻との間で生まれた子供が嫡出子といえるかについて、民法772条(法文は↓)に基づいて嫡出子と推定されるとしています。もし、嫡出推定を受けた子について、嫡出子であることを否定するためには、夫が子の出生を知った時から1年以内に嫡出否認の訴えを申し立てないといけません。
この夫は当然そんなことをしていませんから、この子は嫡出子となります。

(嫡出の推定)
第772条  妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する。
     2  婚姻の成立の日から二百日を経過した後又は婚姻の解消若しくは取消しの日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する。


では、嫡出子って何でしょうか。
民法には定義はありません。家族法の教科書を見てみると、一般的には「婚姻関係のある男女間に生まれた子」と定義されているようです。

嫡出子はさらに区別されており、夫婦関係の男女から生まれた生来嫡出子と出生後に父母が婚姻したことによって嫡出子となる準正嫡出子があり、生来嫡出子には、772条の推定を受ける子、同条の推定を受けない子と同条の推定の及ばない子があるとされています。
ややこしいですね。庵主も学生時代には(実は今も・・・)、頭が混乱しました。

今回の事件は、東京都新宿区の戸籍事務管掌者が「嫡出推定の及ばない子」として、戸籍の父の欄を空白にしたことが発端でした。
現在の民法における生来嫡出子の区別は、専ら嫡出性を否認する場合に違いが出てきます。推定を受ける子が上記の嫡出否認の訴えによるのに対し、推定を受けない子と及ばない子の場合は親子関係不存在確認の訴え(調停)という方法によります。これらの区別は、夫婦が嫡出子であると言っているのに、いや違うという事案では決定的な問題ではなさそうです。

判決の結論としては、最高裁判所の法廷意見に賛成なのですが、学説が昔から問題視し、今回の報道でも言われているように、もっと大きな問題が残っています。
すなわち、他人の精子(卵子。あるいは両方)の提供を受けて生まれた子は誰の子なのか、さらには親子とは何なのかという問題です。また、この問題を親の視点で考えるのか、子の視点で考えるのか、あるいは社会の視点から考えるのかも問題になります。

かつては家の存続のために、養子がしばしば行われ、「実の親より育ての親」と言われたこともありました。その一方で、財産や地位の承継の正統性のために、実際の血(今風に書くとDNAかな?)の繋がりも重視されてきました。

これから議論を一層加速してゆかなけれならない問題でしょうが、より多くの人が幸せになる方向に進めば幸いです。

Posted on 2013/12/13 Fri. 13:43 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

来年度のゼミ選択の時期になりました 

研究室の庵主は、土曜日が大阪での研究会(司会付き)&忘年会、日曜日は東京での研究会(報告付き)&懇親会と、西へ東へと移動の週末でした。

今週は寒くなるとのことでしたが、東京の研究会の会場近くでは、ネコヤナギの花穂が出ていました。早春のイメージなのですが、東京ではこんな季節に出るのでしょうか?

ネコヤナギの様子はコチラ↓
20131208ネコヤナギ

研究室のある学科では、来年4月から始まるゼミ選択をする時期になってきました。学生さんたちはそれぞれ興味のある研究室(教員)を訪問して話を聞くように指導されています。庵主の研究室にも話を聞きたいという人がいるようですが、最終的にどうなるかは来年2月頃に決まる予定です。

今日の懇親会で大先生が法学部ではない学部に勤務していたとき、必要な書籍などが不備であった(法学部のように法学文献に予算が取れないですから・・・仕方ありません)ので、指導教官として大学院生の受け入れを拒絶したというお話をされていました。ただし、結局受け入れて、その方も有名な研究者になっているので結果的には良かったということになります。

庵主の大学も似たような状況で、必要な文献は他大学の図書館に行くか、依頼しなければ入手できないことが多いのです。ただ、庵主的には学部レベルでは無理な要求を学生にするつもりもないので、インフラ不備の方はなんとかなるでしょうし、ミニマム受入も義務付けられているので、来れば歓迎しようと思っています。

Posted on 2013/12/09 Mon. 00:45 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

社会見学は山梨大学でもやっています。 

研究室のある甲府の寒さに、同じ盆地人(奈良)の庵主も参っていますが、元気に登校しています。

今日は主として今週末に東京で開催される研究会での報告の準備をしようと思っていますが、4限目にサントリー登美の丘ワイナリーの工場長さんが来校されて、2年生向けに講演をしていただけるので、のぞきに行く予定です。

サントリー登美の丘ワイナリー
HPのURLはコチラ↓
http://www.suntory.co.jp/factory/tominooka/
HPに出ていた写真(著作権はサントリーさんにあります)↓
0028_ph01_01[1]

学生たちも実際に登美の丘ワイナリーに行った?行く?そうです。
庵主の学生時代には、フィールド・ワークが必要な学問以外は大学が学生を連れてどこかに行くというものはありませんでした。しかし、最近はキャリア教育も含めて、学外で講義・演習を行います。

(つづきは、講演終了後に・・・ 14:28記)
---------------
---------------
1コマ(90分)の講演を聞き終わって、研究室に戻ってきました(16:33)。

登美の丘ワイナリーの高田清文所長がワインセミナーで普段お話している内容を語っていただきました。高田所長は、最初に関西人であることをカミングアウトし、そのイメージを最大限使って、学生に分かりやすくお話ししてもらいました(「さすが、サントリーはんは大阪商人でんな!」です)。

お話の内容は、登美の丘の説明、ワインの作り方、ワインの歴史、ワインの味わい、現状と今後の見通しなどでしたが、デートの場面を使って効果的に説明しておられました。これは、庵主が契約を男女交際・結婚に例えるのと同じなので(現在契約法は担当しておらず、また、大学でのセクハラ状況が不明なので封印中)、関西風なのかなとも思ったりします。

高田所長から学生たちへのデートとワインに関するアドバイスをメモしておくと、
①最初にスパークリング系を飲むと、早く吸収されるので、会話がスムーズになる、
②ワインの値段と味は比例するので、大事なデートでは、レストランのワインリストの中で予算内で注文できる一番高いワインを頼むこと、
でした。

指導教員と学生(の一部)は日を改めて、登美の丘ワイナリーに見学に行くことになっているとのことです。今日の講演が生かされることを望みます。

末尾ながら、講演者の高田所長に対し感謝の意を記しておきたいと思います。

Posted on 2013/12/04 Wed. 14:28 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

特定秘密保護法案に反対する学者の会 

研究室の庵主は午前中は西から移動し、昼から登校しています。

昨日、「特定秘密保護法案に反対する学者の会」宛てに賛同メールを送りました。専任の大学教員となってから日も浅く、学者というのはおこがましいのですが、法学徒(ほうがくと。法学を研究・学習する人のこと)の良心に従って、行動しました。

庵主の考え方の前提としては、次の2つがあります。
1.国民の付託を受けた政府は、行政に関する情報を付託者である国民に開示し、その審判を受ける必要があり、これが民主主義の基本である。
2.国民の生命・身体・財産その他の基本的人権を守るため、政府において秘密とすべき情報が存在する場合がことを否定するものではないが、これは1の例外であって立法上も解釈上も限定的とすべきである。

ちなみに、学者の会の声明文は次のとおりです(特に賛同した部分は赤文字)。

特定秘密保護法案の衆議院強行採決に抗議し、ただちに廃案にすることを求めます

 国会で審議中の特定秘密保護法案は、憲法の定める基本的人権と平和主義を脅かす立法であり、ただちに廃案とすべきです。

 特定秘密保護法は、指定される「特定秘密」の範囲が政府の裁量で際限なく広がる危険性を残しており、指定された秘密情報を提供した者にも取得した者にも過度の重罰を科すことを規定しています。この法律が成立すれば、市民の知る権利は大幅に制限され、国会の国政調査権が制約され、取材・報道の自由、表現・出版の自由、学問の自由など、基本的人権が著しく侵害される危険があります。さらに秘密情報を取り扱う者に対する適性評価制度の導入は、プライバシーの侵害をひきおこしかねません。

 民主政治は市民の厳粛な信託によるものであり、情報の開示は、民主的な意思決定の前提です。特定秘密保護法案は、この民主主義原則に反するものであり、市民の目と耳をふさぎ秘密に覆われた国、「秘密国家」への道を開くものと言わざるをえません。さまざまな政党や政治勢力、内外の報道機関、そして広く市民の間に批判が広がっているにもかかわらず、何が何でも特定秘密保護法を成立させようとする与党の政治姿勢は、思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせます。

 さらに、特定秘密保護法は国の統一的な文書管理原則に打撃を与えるおそれがあります。公文書管理の基本ルールを定めた公文書管理法が2011年に施行され、現在では行政機関における文書作成義務が明確にされ、行政文書ファイル管理簿への記載も義務づけられて、国が行った政策決定の是非を現在および将来の市民が検証できるようになりました。特定秘密保護法はこのような動きに逆行するものです。

 いったい今なぜ特定秘密保護法を性急に立法する必要があるのか、安倍首相は説得力ある説明を行っていません。外交・安全保障等にかんして、短期的・限定的に一定の秘密が存在することを私たちも必ずしも否定しません。しかし、それは恣意的な運用を妨げる十分な担保や、しかるべき期間を経れば情報がすべて開示される制度を前提とした上のことです。行政府の行動に対して、議会や行政府から独立した第三者機関の監視体制が確立することも必要です。困難な時代であればこそ、報道の自由と思想表現の自由、学問研究の自由を守ることが必須であることを訴えたいと思います。そして私たちは学問と良識の名において、「秘密国家」・「軍事国家」への道を開く特定秘密保護法案に反対し、衆議院での強行採決に抗議するとともに、ただちに廃案にすることを求めます。
2013年11月28日
特定秘密保護法案に反対する学者の会


こんな学者・研究者の動きに対して、政府関係者は短絡的に「左翼学者」「アカ」あるいは「テロリスト」と批判しそうですね。しかし、このご時世、このようなレッテルに相応しい人は少ないですよ。。。

Posted on 2013/12/02 Mon. 14:38 [edit]

CM: 0
TB: --

top △

2013-12